市民総メンターとは!? 非専門家によるプログラミング教育は成立するの?
とよはしプログラミング・チャレンジ2017(とよプロ2017)では、「豊橋市民総メンターによるプログラム教育の推進」が掲げられています。ちょ、待ってくださいね、この時点で読む気が失せている方もいるかもしれませんが、恐れ入りいますが少し我慢してください。
多くの方々が「プログラミング教育」というだけでめまいがしてくるかと思いますが、「メンター」とか言われちゃうと卒倒しそうな勢いなのではないでしょうか。
まず「メンター」自体の意味についてはコトバンク先輩にお任せしようと思います。
要は「うまいことアドバイスや指導してくれるポジションの人」ということです。
「教育」というと、いわゆる「先生」という立場の人がやるものと思いがちですが、とよプロ2017では「市民みんな」がメンターとして「うまいことアドバイスしたり指導する」ことによってプログラミング教育を推進していくんですね。
市民の市民による市民のためのプログラミング教育、といったところでしょうか。(ちがったらごめんなさい)
「ええー! そんな、専門家じゃないのにプログラミング教育なんて出来るの??」と思う方もいらっしゃるでしょうが、プログラミンではないものの講習を生業にする者(わたしです)として、「非専門家による教育の大切さ」はとても強く感じています。
特に「入門レベル」の人々に教育するためには、そのレベル層の視点(どこにつまづくか、どういう基礎知識はあって、どういう基礎知識を持っていないか)がものすごく重要です。
ここで、いわゆる「プログラミングの専門家」の視点とは(おそらく専門家たちが想像しているよりも)遥かに差があるのです。
この「専門家バイアス」をとっぱらうに最も簡単で的確な方法は「非専門家をカリキュラム提供側に入れる」こと。
市民に広くプログラミング教育を推進するために、市民に広く「教える側」に回ってもらうのは、遠回りなようで最も的確な方法だと共感しました。
まぁでもいきなり「豊橋市民総メンター!」って言われると思わず引いちゃうのが日本人のメンタリティですよね。
そこで逆にグッと心惹かれた人(わたしのことです)が豊橋市によるコードモンキーの無料ライセンス配布に応募したことと思うので、いったいどんな人々が集まるのか、ライセンス取得者向け講習会が今から楽しみです(・ω・)ノ